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日本の西洋演劇発祥の地を国際交流拠点に ─ 豊後国際学生演劇祭

昨日から、大分に来ています。
みなさん、大分は日本の西洋音楽発祥の地、そして、西洋演劇発祥の地だって知ってました?


                                          
                                          
【西洋音楽発祥記念碑】

豊後府内(豊後国府内藩:現、大分県大分市一帯)は聖フランシスコ・ザビエルがこの地で布教して以来、日本最初の西洋文化の栄えた町となり、町から美しい讃美歌の歌声が流れるようになりました。弘治3年(1557)、府内教会で復活祭の聖週間には聖歌隊ができ、オルガンの伴奏で讃美歌を合唱しました。また、神父からビオラを学んだ少年たちは、永禄5年(1562)、領主大友宗麟の前でこれを演奏し、大いに称讃を受けました。
西洋音楽発祥記念碑 (大分市観光協会)

【西洋演劇発祥記念碑】

永禄3年(1560)のクリスマスに、豊後府内のキリスト教会では、信者の手によって「アダムの堕落と贖罪〔しょくざい〕の希望」、「ソロモンの裁判を願った二人の婦人」などの西洋劇が演じられました。これが日本における最初の西洋劇であります。以来、府内教会ではクリスマスや復活祭に、聖書にもとづく数々の宗教劇が演じられるようになりました。
西洋音楽発祥記念碑 (大分市観光協会)

天草四郎の島原の乱に代表されるキリシタンの話は長崎県を中心としたエリアにまつわる話が多いのだと思いますが、
大分のほうまでキリスト教は伝播し、文化として根付いていたのだなぁということがわかる。
中高時代、歴史は好きな教科だったけど、こういうの知っていたら、さらに興味深く勉強してただろうなと思う。

っということで、今回は音楽ではなく、演劇の話で…
忙しいフリをするのが忙しくて(苦笑)、全然ブログに書けていなかったのですが、
今回、日本の西洋演劇発祥の地として、大分を新たな国際文化交流拠点にしてゆこうというプロジェクトが
動き出しました。そのひとつが平成26年度開催予定の「豊後国際学生演劇祭」。
それに向けてのプレ開催として、本年度はプロの演者さんによるロミオとジュリエットのアレンジ版、
「アールとジェイの最初で最後の一夜に纏わるストーリー」を上演。それに関わっています。
アレンジ版とは言え新作なので、演出家の指示のもと、楽曲を書き下ろし、効果音をつくっています。

R&Jフライヤー表

R&Jフライヤー裏

公演は、11/15(木)臼杵市、11/18(日)豊後大野市、11/24(土)国東市にて計5公演。
昨日、臼杵市市民会館に小屋入りをして、リハの真っ最中です。

新しいムーブメントのキッカケづくりとして、この「アールとジェイの最初で最後の一夜に纏わるストーリー」の
成功のために頑張っているところです。

それとともに、いわゆる大小の劇場でのお芝居のみならず、テレビや映画のドラマ、アニメやゲーム中の
ムービーアニメーション…僕らが身近に親しんでいるエンタテインメントやメディアコミュニケーションの
多くの礎となっている「(西洋)演劇」と、学校で必ず習うキリシタン、天草四郎といったキーワードが
大分という地で結ばれるということ、知識の繋がりや拡がりを伝えられたらいいなぁと思って、
今回、このような記事を書いてみました。

どうぞよろしくお願いします!

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