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A CHORUS LINE、EVERY LITTLE STEP

来日中のブロードウェイミュージカル「コーラスライン」を観に行ってきた。

去る6月の半ば、漠然とTwitterで「ミュージカルを観たい」と呟いたところ、
速攻、ミュージカル好きの先輩から反応をいただき、どうやら、
超名作「コーラスライン」がブロードウェイから来るらしいという事が判明。
これは是非行かねばということで、
先輩の永田さんと、そのお友達の森岡さんご夫妻と4人で行って来ました。

いやぁ、3人ともミュージカルにめちゃくちゃ詳しかった。

コーラスライン パンフレット

若干シナリオに違いがある映画版のコーラスラインで予習もして行ったんだけど、
やはり生は素直に感動しました。
わりと長編作品だと思うのですが、時間はあっという間に過ぎちゃいました・・・
うーん、感じた事をどうこの場で書こうか迷った挙げ句、この歴史的な傑作に関して、
あれこれ細かい感想を述べた所で全てが陳腐化してしまうね・・・(笑)

そして、公演を見終わった後、ミュージカルの達人3人との興奮冷めやらぬ会話の中で、
「帰ったらすぐに、”ブロードウェイ ブロードウェイ”という邦題の映画があるから観たほうがいい」
とアドヴァイスをいただきました。

名前は聞いたことあるけど、観た事はなかったので、すぐにDVDを借りに行きました。

「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」という邦題がつけられた「EVERY LITTLE STEP」という作品。

うーん、サブタイトルの-コーラスラインにかける夢-というのはいいとして、
僕的には原題の片鱗ももう少し邦題に残して欲しかったなぁ・・・

「コーラスライン」が描いたのは、
とあるブロードウェイのコーラスライン選考のオーディション風景と
そこに集ってくる年齢や性別、国籍もさまざまなダンサーたちの人間模様。
その伝説のミュージカルが16年ぶりに再演されることになり、
行われたオーディション風景と、最高峰と言われるそのステージを目指して
集ってくるダンサーたちの人間模様に密着したのが「EVERY LITTLE STEP」。

まさにコーラスラインのコーラスラインであり、
ブロードウェイのオーディションを公開するという凄まじい作品ではあるのだけど、
やはり描かれているのは、世界最大のショウビジネス界で夢を追い求めるダンサーたち
それぞれのひとつひとつの小さなステップなんだよな。
Dance Stepであり、Step of Lifeであり・・・足跡なんだよなぁと思ったり。

それはさておき、先輩方のアドバイスの通り、コーラスラインの公演を観て感動したけれど、
その後すぐに「EVERY LITTLE STEP」を観て、(まぁ、海外公演要員はまた違っているはずだけど)、
あのステージに立っていたダンサーさんたちはこのステップを歩んできたんだ!と悟ったとき、
マイケル・ベネットの思惑やいろいろな背景を知った時に、鳥肌と感涙に交互に襲われました。

ショウビジネスにおけるダンサーさんの立場とはまた少し違うけれど、
それでも、子供から思春期を経て大人になる過程で、自分の人生を賭けるべきものと出会い・・・
という自分のEVERY LITTLE STEPを彼らに投影してしまいましたね。

コーラスラインまだ観た事ない人は、
映画版でストーリーを予習 ⇒ 舞台を観る ⇒ EVERY LITTLE STEPを観る
これ鉄板だと思いますので、是非お試しください。

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