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いろいろな意味でのテスト映像を作ってみただ。

しばらく放置状態になっていたyoutubeに2本ほど、映像をあげた。
D5/D500に搭載されたイメージセンサーEXPEED5によって、ニコンのデジタル一眼レフカメラでも4K UHD(3840×2160)画質のムービーが録れるようになったので、D500を手に入れて間もなく、とりあえず撮影しに行ってみたもの。僕にとっては、初めての一眼ムービーでありんす。

…という経緯でテスト撮影した映像ではあるのだけど、タイトルで「いろいろな意味でのテスト映像を作ってみた」と書いた通り、まだ使い慣れぬカメラで録った映像を、ただ単に開陳するためにアップロードしたわけではないのである。

  • ・初めてのレンズ一体型ではない映像撮影機材だから、まずは異なるレンズで映像を録ってみて、パソコンで見比べてみよう。
  • ということはもちろん、

  • ・今までも4Kムービーを手持ちのアイテムで撮影こそ出来たが、最近までAdobeソフトがCS5のままで4Kに対応していなかった。
  • ・Adobe CCを導入したキッカケで「最新のPremiere/After Effectsで4K編集をしてみなきゃ」というのがそもそもの発端。
  • ・自分のパソコンで4K編集をして、動作確認をしたかった。
  • ・AEを使ってみるなら、せっかくなので簡単なオープニングアニメでもひとつ作ってみるか。
  • というところまでやるんだったら、

  • ・youtubeで4K映像公開するところまでのワークフローを確認しておこう。

というようなもろもろのことがあって、映像素材だけ録った後、暇をみつけては、ちくちく作って、編集してということをやっておったのです。

それがこれら2本の映像。

何てことはない映像で、そもそも自分のためのリファレンス用に録って編集し始めたものなので、他の方がみて有益に感じてもらえるのかは正直わからんですが(苦笑)、自身備忘のためのメモでも何か参考になることがあるなら幸いと思うので、気づいたことは下記に書いておこうと思います。というか、僕が気づいていないこともたくさんあると思うので、逆に何かお気づきのことがあれば、ぜひお聞かせいただけたら。

ちなみに、予め特筆すべきことを述べておきたいと思いますが、オープニングのアニメーションで鳴っている高速連写シャッター音は、D500のシャッター音をマイクレコーディングしたものなのだ!
(特筆すべきはそれかよwというツッコミは、只今を持ちまして受付を終了させていただきましたー。)
ちなみに、LexarのXQD2.0(2933x)カードなので、ちゃんと実測はしてないけど、おおよそ、噂の連写速度は出ていると思う。

【使用レンズについて】
映像の具合については、ご覧になっていただける通りで、
今回、キットレンズの「AF-S DX Nikkor ED 16-80mm f/2.8-4E ED VR」と、いくつか持っているレンズのうち、一番キットレンズと極端に性質が異なるだろう「AF Zoom-Micro Nikkor ED 70-180 F4.5-5.6D」というマニアックなレンズを比べてみて、キットレンズの優秀さや使い易さをとても実感。

三脚を使うなどして固定された場所から被写体を捉える通常の撮影においては、やはりズームレンズが便利で、そういう意味では、Zoom-Microは望遠レンズの代用も兼ねて、どんな映像が録れるのかなと興味津々だったけど、やはり、すでに生産終了している古いレンズであること、レンズの暗さという点でも、少なくとも今回のような夜間の撮影には使いづらいことがよくわかった。

【カメラ側のセッティングについて】
ISOはAUTOに設定して、上限は工場出荷時のデフォルト値である51200にしていたので、上記の映像のISO値は、シャッタースピードとF値をマニュアルで固定した際に、カメラが自動的に調整した値になっている。

【オートフリッカー低減について】
フリッカーは、オートで軽減する機能を使用しましたが、やはりシャッタースピードを適正値にしないとダメだった。

【D500での映像撮影とバッテリーについて】
写真撮影のときは、極端なアングルでの撮影でない場合、基本的にはファインダーを覗きますが、カメラを固定しての映像撮影するとなると、ファインダーを覗かず、TFT液晶モニターでライブビューモニタリングをすることが基本になるような気がします。しかし、TFT液晶モニターがやたらバッテリーを食うことを実感。
録画を回している間が一番バッテリーを消費すると思うけれど、しかし、ライブビューモニタリングをしている限り、録画していない間もTFT液晶モニターはバッテリーを消費する。
よって、実際の撮影条件、TPOによりけりだろうから正確にはわからないけれど、一応、撮影した映像データに残っている情報から考えるに、新品EN-EL15フル充電1本でライブビューモニタリングで映像撮影作業ができるのはせいぜい2時間〜2時間30分が目安のようだ。

また、今後使っていく上ではバッテリーにも寿命があるから、バッファを読んで、最大2時間で1本のEN-EL15を消費する前提でワークフローで考えておくべきと思った。
とは言え、一回の録画ボタンPUSHで録れる最大映像尺は30分だから、撮影中のバッテリーチェンジのタイミングをシビアに考えるという以上に、何本バッテリーを用意してゆくかということ、ロケ地を移動してなど、断続的な撮影を行う場合に、バッテリーチャージのタイミングや方法を事前検討しておくことが重要かも知れない。それか、外部モニターを利用して、TFT液晶モニターは使用しないか。マルチパワーバッテリーパックMB-D17も検討したけど、現時点では個人的にあまりその選択肢は無いかなぁ。このバッテリー問題は、引き続き要検討だと思っている。

【4K映像の編集について】
4K映像の編集に関しては、MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)で、このレベルの編集であれば、特別、問題は感じなかった。
なお、素材はThunderbolt接続した外付HDDに貯めておく形で編集した。

【youtubeへの4Kアップロードについて】
youtubeへの4Kアップロードは、アップロードした後、数分間は4Kで再生できず、ものすごい解像度の低い状態になっているので、最初焦った。アップロードしてからの処理に時間が掛かるようですな。

テスト映像をアップロードしての検証は以上のような感じですが、次回、また似たようなテストをする際は、ISO固定か、上限値を1000〜3000くらいの間でおさえた時にどうなるかを確認したいと思う。

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