行けるところまで行ってみようの旅の終着地は、
若狭湾に面した漁港の町、舞鶴でした。
旅と言えば、味覚でも楽しまなきゃね!
ということで、何軒かホテルを巡ってやっとこ寝床を確保した後、
すっかり陽が暮れた町に繰り出す。
全国的に春めいて、昼間は暖かかったのに、
夜になった途端、超寒い。
町をちょっぴり散歩しながら雰囲気を感じつつ、
海の幸を味わいたくて、炉端焼きのお店に入りました。
店員さんが、物腰柔らかいのにとても快活で、
そして、大将が何よりチャキチャキ。
おっと、江戸の人に対してじゃないと、チャキチャキって言わないか。
まぁ、言いたいことはわかってもらえるかな、
とても感じがよいお店でした。
鯖のへしこ。刺身でいただきました。
へしこってのは、魚のぬか漬けのことらしい。
ザ日本海、北陸の味って感じ。日本酒が進みます。
そのままだと塩辛いけど、僕は好きですね。
お茶漬けとかにすると、かなりいいかも。
はたはたの炉端焼。
これも言わずと知れた、日本海の味覚だね。
この時点で、頼んでいるものが渋すぎることに気づきますが、
まっ、いいじゃないか、ということで。
蛸の炉端焼。
基本は焼いて、塩を付けていただくみたいだけど、
「水揚げされたばかりで新鮮なヤツだから、
そのまんま、醤油で刺身でも食べてみてよ!」と大将にすすめられ、
刺身で塩、醤油、焼きで塩、醤油と、合計4パターンいただきました。
日本酒は熱燗ですヨ。ああ、イイ気持ち。
厚揚げ。大将からのサービスです。
料理の写真を撮っていたら、大将が
「おっ、ブログに載せてくれんの!?」
って嬉しそうに言うから、
電話番号と地図付きで載せちゃうぞ。
炉端焼 まる
TEL: 0773-62-5050
魚も美味しかったし、お酒が進み、気持ちよく酔っ払いました。
あと、一人で入ったからカウンター席だったんだけど、
少し高めの座席に、足元にもふもふの座布団が敷かれているんです。
これ、何気に足裏が気持ちよくて、旅の疲れが癒えました。
ご馳走様でした。
店を出て、ホテルに帰る途中の港で。
星が流れてるように見えているのは、何てことない、
補正の効かない、酔っぱらいの手ぶれ機能です。
夜が明けて、霧で若狭湾が見えない中、町を後にしました。
また舞鶴に来たときは、大将の店に寄ろう。