あるプロジェクトでお世話になっている
グッドデザインカンパニーの水野さんが
同社設立10周年を機に、本を出された。
その名も「グッドデザインカンパニーの仕事」
デザインや広告の業界に明るくない人でも
聞いたことがあるかも知れない。
素敵な会社である。
そして、素敵な本だ。
僕が、漠然としているかもしれないながらに、今までずっと音楽やゲームなど
モノづくりの現場で自分が体験し、感じ、信じてきたことを、
デザインやアートの視座から、こんなにも端的に、わかりやすく書き綴られていることに圧倒された。
それとともに、甚だ僭越ながら、
自分の考えていることは間違ってはいないかも知れないんだということを、
水野さんとグッドデザインカンパニーの素晴らしい成果を以って証明していただいたという、
心強さを感じている。いや、ほんとに僭越な話だが。
僕も、こんな風に、もっと柔らかくライトなのに、
全く不誠実ではない言葉遣いで、芯のあることを伝えれるようになりたいもんだ。
是非、読んでみてください。
そんな中なのだが、実は昨日、
水野さんと打合せがてら飯を食べていた。
その中で、本のことも話題にのぼり、
水野さんのおっしゃっていたことがとても心に残っている。
「デザインって、ほんとはもっと真面目なものなんだよね。
でも、可愛いとか、カッコいいとか、そんな印象しか持たれてない。
それを伝えたかった。」