Red Bull Stratos:スカイダイビングの自由落下中に音速の壁を越えるだと!? レッドブルが遂行中の実験がクレイジーすぎる件。

日本でもすっかりお馴染みになった、あのエナジードリンクのRed Bull社が
とんでもない実験プロジェクトを遂行しているらしい。
その名も「Red Bull Stratos -Mission to the Edge of Space-」。
んー、ちょっとかっこいいな…って、おい！！！

Captured from the Gallery of Red Bull Stratos

この計画、ヘリウムガスを充填した気球でダイバー1名を乗せた専用設計の上昇用カプセルを
高度約23マイル(約36km)まで上昇させ、そこからダイバーが地上に向かって飛び降りるらしい。

試算によると、飛び降りた後、約30秒後に、時速700マイル(約1127km/h)に到達し、
マッハ1、つまり音速の壁を越える。これで記録達成となる。

音速の壁を越えた事が判明した時点で、さっさとパラシュートを開いてしまいたいところだが、
空気が薄い高度では空気抵抗が得られず、安全にパラシュートを開いて落下を安定させることが
難しいのだろう(池田の推察)、5分ほど自由落下を継続するらしい。ギャァァァ…。

充分な空気抵抗が得られる高度になってパラシュートを開いた後、約10〜15分でようやく地面を
再び踏むことが出来る…全体の降下は15〜20分は持続させるべきということらしい。

なお、参考までに、ジャンボジェット(ボーイング747)と、普通のスカイダイビングの
高度と速度を併記してみると…

Captured from the Gallery of Red Bull Stratos

なんかもう…..クレイジー…..
いや、ここは日本語できちんと言っておこう。
頭 お か し い ぜ ！ ！ ！

映像で確認すると、もっとよく解ると思うので、
その分、余計に、本当に信じられなくなる。

いや、しかし、この実験で自由落下によって音速の壁を越えるという記録に挑戦することには
大きな意味があって、音速を越えるスピードで落下する事が人体に及ぼす影響や
そんなスピードで落下した際に、安全に着陸するための技術開発に生かされるとのこと。

たしかに、その意義は大きく、航空宇宙科学の分野に生かされるはず。
それは紛れもなく、万が一の事態に遭遇したアストロノート(宇宙飛行士)たちの
生命を最後の最後まで守るための技術開発に他ならない。

例えば、一見、宇宙服に見えるRed Bull Stratosの実験スーツも、
無重力圏で宇宙放射線や無酸素空間から身を保護するための宇宙服とは異なり、
音速を越える落下の中で気圧のコントロールをしたり、気を失わないような設計が
されているそうである。

スペースシャトル計画は終了し次なるフェーズに移行した米国宇宙開発事業だが、
今後、万が一、大気圏内で重大事故が起ころうものならば、
積極的に脱出をし、無事に地上に生還するような設計になっていくのだろうと思う。

これは応援したいし、応援しなくちゃいけないと思っている！！！

実験の決行予定は5日と約13時間後。
米国10/8(月)6:00am(MDT)、日本時間10/8(月)21:00(JST)。

10/11追加情報
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次の予定は、日本時間14日(日)の21時くらいからのようです。
すでにカウントダウンが始まってます。詳細はこちらで。
http://www.redbullstratos.com/
レッドブル社的には、同日にF1もあるし、大忙しな日になりそうですな〜。
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10/10訂正
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強風のため、再度、延期。なお、翌日(日本時間の10/10の夜)は天候が良くないそうで、
次回の予定がみえたら、情報アップされるとのこと。むー。

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10/8訂正
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強風のため、翌日に延期されてた。気づかなかった、失礼しました。

ということで、日本時間、明日の夜8時頃ですね。
詳しいカウントダウンは、オフィシャルサイトでチェックできます。
→http://www.redbullstratos.com/the-mission/launch-progress/

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こちらでも、ライブ中継を観れます。(中継時以外は、実験の説明映像が観れる)
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http://www.youtube.com/embed/vkJ5ItzEq3M

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詳しくは、Red Bull Stratosのウェブサイトにて！
Galleryでは、技術的な話から、テストダイビングの模様まで、
いろいろな映像をチェックできます。

実験台になる、Felix Baumgartnerさん、まじでがんばれ！！
ご無事を祈ってる！！！

以上、平然と書き綴ったと思えるかも知れないけれど、
さっきからずーっと、手のひらと足の裏に汗をかきまくっているくらい、
僕、もの凄い高所恐怖症なんです。

だって、ベッドの上で寝ていても気づいたら、ベッドの下の床で寝ているくらいだもん、高いとこ怖いしぃ…

…って、それ寝相が悪いだけだろ！っていうツッコミはただいまの時間を持ちまして
受付を終了させていただきましたー。ありがとうございましたー。

でもほんと、凄い試みだよね！