雪崩に巻き込まれた際に生存率を格段に向上させる画期的なドイツ製アイテムがこの冬、日本に初上陸するそうだ。
それがこれ。
ABS社製 AVALANCHE AIRBAG システム。その名の通り、雪崩対策エアバッグ装備だ。
単なるバックパックに見えるけれど、
火薬式エアバッグが内蔵されたベースユニットと、荷物を入れるZIP-ONバッグ部分から成っている。
ZIP-ONバッグは最小で8リットルから最大で55リットルまで、
容量を選ぶことが出来るようになっていて、機動性に富んだ装備としても、
長期に渡る雪山登山などにも対応出来るようになっている。
(どこまでのバリエーションが日本に導入されるかは不明)
いざという時、ベースユニットに付いているアクティベーションハンドルを引くと、
火薬の爆発とともに、エアバッグが開く仕組みだ。
これは、雪崩に巻き込まれた事による事故で死亡例が多いのが窒息によるもので、
雪に埋もれてしまったら15分以内に救助されないと死亡率は90%以上になってしまうそうだ。
ゆえに、雪崩に巻き込まれても身体が沈まずに、雪の上に浮き上がるようにすることで
生存率を上げようというアイテムなのだ。
実際、雪崩対策エアバッグはヨーロッパなどではすでに普及している装備のようで、
スイス雪崩協会によると、エアバッグ無しで雪崩に巻き込まれた場合の生存率が75%なのに対し、
エアバッグ有りでは生存率97%に飛躍的にアップするとのこと。
いやはや、凄いアイテムだ。
日本でも、スキー場など整備されたコースを外れてのスキーやスノボー、
雪山登山などをされる方には重宝されるのではないだろうか。
いやしかし、このABSのAVALANCHE AIRBAGシステムの有効性を証明するプロモーションビデオがガチすぎる。
BGMも煽りすぎです…
こういう映像も上がってた。撮りっぱなしのこっちの方が演出抜きで解りやすいかも。
たっ、たしかに、ABS AVALANCHE AIRBAGの有効性がガチで証明されてるなぁ…(汗
自然の猛威は恐ろしいね。
フリースキーや雪山登山などは、リスクヘッジにやりすぎってことは無いのでしょうから、
転ばぬ先の杖ならぬ、転んだときの救命アイテムとして、ABS AVALANCHE AIRBAG、
日本でも重要なアイテムになるのではないでしょうか?
雪上に浮き上がることで、遭難のリスクも減るでしょうし。
なお、ZIP-ONバッグは、ABS製だけでなく、サードパーティ製のものもあったり、
ABSのAIRBAGシステムが完全に統合されたバックパックもあるようです。
詳しくはABSのサイトをご覧になってみて下さい。
ABS公式ウェブサイト
http://abs-airbag.de/en/
SALEWA(ABS INSIDE – SYSTEM PERTNER)公式ウェブサイト
http://www.salewa.com/
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