ときどき、話題として挙げている僕の中学・高校時代の恩師、
金子一朗先生のピアノソロアルバム。
僕自身、初めて聴いた曲もわりと多いレパートリーだけど、
やっぱり、ドビュッシーのエチュードはいいなぁ。
(12曲全部聴いたのは初めて)
スタインウェイ独特の”鳴り”だったり”響き”が素敵に生きる
印象派の空気感をたっぷり味わえます。やっぱ、金子先生、超絶にすげぇ。
金子先生本人が書いているライナーノーツも
いろいろ勉強になるのだが、面白いことが書いてあった。
僕が知らなかっただけで、結構、その道の人には有名な話っぽそうだけど、
ドビュッシーのエチュードは、ピアノ経験のある人なら、きっと知っているだろう、
「ツェルニーの練習曲」に対するアンチのようだ。
金子先生も、「ツェルニーは、ベートーヴェンの弟子で、音楽的にとてもつまらない
練習曲を数多く作曲し、未だに多くのピアノ学習者に苦痛を与え続けている作曲家」
とライナーで述べている。
中学の時に、僕にPRINCEとQUEENの素晴らしさを教えてくれたのは金子先生だ、
と、以前書いた記憶があるが、この言い切り方はやっぱり金子先生だ!と、
ちょっと感動(笑)
ショパンのエチュードにしろ、バッハの平均律クラヴィーア小曲集にしろ、
ラフマニノフ然り、ぶっちゃけ、本来の意味でいう「練習曲」とは
少々性格は異なるし、弾きこなそうものなら、かなり~激しく難易度が高いけど、
たとえ、練習であっても楽しく、感動できなくちゃね。
むひょ~ん(゚д゚)ノ