iPhone OS4になって搭載された機能だと思うけれど、
何気に僕の拘りポイントになっている、iPhoneカメラのとある機能。
既知の方、写真撮影に明るい方には何てことの無い話ですが. . .
それは、自分で決めたポイントで、フォーカスを合わせる機能。
画面に写った被写体の中でフォーカスを合わせたい部分をタッチするだけだけど、
やるとやらないとでは写真の写りは違う。
なお、これでタッチされた部分にフォーカスが合うだけでなく、
そのポイントを基準に測光が行われて、写真全体の明るさも変化する。
カメラアプリを立ち上げた直後、被写体を一気に変えた直後などのオートフォーカスは、
だいたいど真ん中広めに「とりあえず、この辺を狙ってみた、テスト。」という感じだ。
それでも、適度な明るさのある場所で、スナップ撮影をするくらいなら、ちゃんと絵は撮れる。
でも、blogだけでなく、Twitterではなおさら、
その時に見たもののディテールや部分を伝えたくて写真を撮るケースが多い気がする。
すなわち、接写をしたくなることが多いのだ。
せっかく接写をするならば、例え本格的なカメラじゃなくても、
ちょっとこだわってみると、ひと味違った写真が撮れるかも知れない。
なお、補足しておきたいことが2つ。
1つは、接写の際、どうしてもタッチした部分にフォーカスが合わない場合である。
それはレンズと被写体の距離が近すぎる可能性が高い。レンズには”近く寄れる限界”の距離がある。
それを超えて近づいていると、ピントは合わない。少しiPhoneを被写体から遠ざける必要がある。
もう1つは、測光ポイントが変わることで、さほど暗くない環境での撮影にも関わらず、
ISO(感度)が上がってしまう可能性があることだ。
感度が上がると、その分ノイズが載りやすくなってしまう。
感度は出来る限り低く抑えたい。
なお、iPhoneカメラアプリの細かい仕様はAppleの公式情報が見つからなかったので、
あくまで、僕の推察なり、使用感で書いている部分もありますが、
普通のカメラを使っている時の感じと比較としても、
たぶん、間違ったことは言ってないとオモイマス!(苦笑)
カメラ機能はONE OF THEMであるiPhoneに、カメラ性能の贅沢さは求められない。
しかし見方を変えれば、このフォーカスポイントを自分で決めることが出来て、
それに測光ポイントが連動して露出も変わる、そしてISOも変わることは、
自ずと構図などといったカメラの性能以外の部分にも気をつかうきっかけになる。
これは、iPhoneカメラの限られた性能の中で、イケてる写真を撮影するための
工夫のしどころと言ってもいいのかも知れない。
たかだかTwitterに掲載するだけの写真だったりするけど、
伝えるということと、その技法は、
Twitterだからとか、iPhoneのヘッポコカメラだからということは関係無く、
やっぱり奥が深いなぁ、とつくづく思う。
面白いもんだな。