先週末、被災現地で支援活動をしているNPOやNGO、また行政との打合せや
被災地の視察に記録担当として同行し、仙台に行って取材をして来ました。
仙台には、今急ピッチで災害支援ボランティアネットワークの
現地拠点のひとつが作られようとしており、
まずは仙台の状況把握として、今回現地に行ったという経緯です。
まず最初にお伝えしておきたいこととして…
その為の仕事で声が掛かり被災地に行ったとは言えども、
本当にシャッターを押してよいのか躊躇する場面もありました。
カメラを構えることすら控える場面もありました。
そうやって記録してきたものは、当初、こういう場で
あまり具体的に公開することは考えていませんでしたが、
仙台に何らか縁のある方々、現地にボランティアとして赴きたいけどすぐに行けない方々、
純粋に被災地や被災者を憂えている方々などから、現場の状況を教えて欲しいという声を耳にしました。
Twitterやfacebookなどのソーシャルメディアを介して、様々な個々の現場情報が飛び交っていますが、
ともすると、ある個人の方による特定の条件下における情報が、
いつの間にか被災地総体の情報として収受されている面も否めないと思います。
また、阪神淡路大震災を機に沸き上がったボランティア・NPO活動。
その経験を糧に、今回、市民活動の初動がかなり迅速だったという声を
多く耳にします。実際、僕も素晴らしいと思っていました。
しかし、被災地は比べものにならない程、地形差に富み、広域に渡り、
必要な支援も、質・量・時期、全てが多様であるがゆえに、
阪神淡路と同じようにはなかなかいかない事も多い現場になっています。
場所によっては阪神淡路発災後2-3日目の状況が2週間以上経った今も続いている、
そういう分析すらあります。
そういった事も考えると、
可能な限りで、現場へ行った時の情報や感じた事を公開することは
何らか意味があると思い、こうしてブログを書く事にしました。
これから書く事は、僕が目で見て、耳で聞き、そして感じた範囲の話であること、
被災地の中でも仙台、かつ、仙台の中でもさらに限定されるエリアでの事だという事
をご理解頂きつつ、宜しくお願いします。
実際には、文章も写真も膨大になってしまったので、
下記の通り、分割してUP致しました。
① 仙台に行って来ました。
② 東北自動車道と仙台市泉区
③ 仙台市宮城野区
④ 仙台港港湾部