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晩夏の候、

昨日は朝からフィールドワークのために第2の故郷、湘南へ。
                                                  
                                               

                                             
江ノ電の一日フリーパス、のりおりくんを使って、乗ったり降りたり、あっち行ったりこっち行ったり。
そうやって、いろんな刺激を受けては、思いついた音楽の端緒をメモってく。

呑気で悠々とした行為に思えるかも知れないけれど、
今作らなくてはいけない曲が丸2日粘っても納得いくものが全く出てこなくて、
インプットを求めに行った、、、そんな感じです(苦笑)

江ノ電区間、藤沢〜鎌倉間を含めて、逗子〜茅ヶ崎あたりは、大学の頃、毎日のように行ってたな、
なんてことを振り返りながら、あの時代から変わったもの、変わらないもの、二十歳前後の僕が
気付かなかったこと・興味を持たなかったこと、いろんな情報のシャワーを浴びました。

ところで、今回、ヘッドフォンやイヤフォンの類を持って行かなかったんです。
つまるところ、音は鳴らさないってこと。
Macbook Proに入っている譜面作成ソフト(Sibelius)を使ったけど、
書いた譜面をプレビュー(Mac上で再生)しないで、譜面を見て頭の中で音を鳴らしていく。
もちろん、書いた譜面をプレビュー出来た方が実際に聴けるから、より確実には違いないんだけど、
五線譜とだけ向きあうっていう作曲の仕方は根源的。

実際の現場で、曲をどう作るかは、曲の内容やプロジェクトのスケジュール次第で
様々だけど、文筆家さんが原稿用紙と向きあって、その言葉に言霊を込めるように、
僕は五線譜と向きあって、その音に音霊を込める。そういうのも、僕は好き。
楽器とか機材とか、インタフェースの箍を取り払う、そんなイメージもある。

そんなんで、曲のデモ、になる前のラフスケッチを2つ作って帰ってきました。
さて、どうなるかなぁ、これから、実際のデモにするべく、アレンジを加えます。
がんばろーっと。

そんな立秋の日の写真を一枚。
まだ、蒸し暑い日も続くかも知れませんが、
よき晩夏をお送り下さい。

晩夏の候、

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