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篠笛とさざなみ

無事、「文楽 Meets Louvre」の放映も終え、お忙しい中、BSにも関わらずご覧になっていただき、感想までくれた方々には改めてこの場を借りて御礼です。

僕の過去作を知っている人でも、いや、だからこそかも知れませんが、
ここ10年以上、僕がほとんど披露したことないジャンル・テイストの曲だったと思うので、
「んで、どれを作ったの?」という声も結構ありましたね. . . (^^;)
撮影時の同録音源以外、 高本さんの演奏にもあった「美しき乙女」をモチーフにした曲も
入れて欲しいとの監督塩屋さんの要望も受け、全て番組用に書き下ろしましたよ。

その後、間髪入れずに別のプロダクションに入ってますが、
デモトラックを納品した後、本プロダクション突入までに1日タイムラグがあったので
全然音楽とは関係ない仕事を終わらせた後、ちゃりんこで銀行へ。
その帰り道に、スタバで特大のアイスラテをテイクアウトして、荒川土手へ。

すると、篠笛を吹いているオジサンを発見。
タイミングを見て話かけてみると、発表会を控えて闇練をしているそうな。
練習とは言え、ちょー巧い。
あんまり近くで聴いているのも申し訳ないので、
200mくらい離れた、池のほとりでアイスラテをチューチューしながら耳を澄ませていると
目の前に広がる池に生えた葦とともにそよ風によってさざなみ立つ水面、
日光を受けて煌く水面が美しいのなんの。
僕の視界の中だけ、夏祭りを控えた東北の田園風景にはや変わり。

これが篠笛ではなく、アンダンテな弦楽ロンドとかだったら、ドイツ辺りの田園風景とかに
思えたんだろうなと、音の魔法を改めて実感。

篠笛とさざなみにすっかり癒され、いろんなインスピレーションも貰いました。

さてさて、今日はそろそろ寝て、明日から本腰入れ直して頑張ろっと。

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