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タンゴ喫茶

神保町の名店ミロンガ・ヌオーバへ。

ここは、喫茶店(カフェではなく…)、タンゴ、神保町…
いずれかのキーワードに心の琴線が振れちゃう人には、なかなか有名な老舗である。

神保町と言えば、日本を代表する古本屋街があり、
また、近くには東京大学、明治大学、早稲田大学といった伝統ある学府があり、
昭和の文芸史には欠かせない場所のひとつだと思う。

ミロンガ・ヌオーバも、その歴史の一員であり、
近くにある、喫茶店さぼーると共に、様々な憩いと談話の舞台になってきたはずだ。
かく言う僕は、高校の頃に部活のOBに何かの機会にさぼーるに連れてきて貰った事が
キッカケで、この界隈を知った。

さて、ミロンガ・ヌオーバについて。
ミロンガ(milonga)は、南米南部(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ辺り)のタンゴ系舞曲の1つの形式であり、
また、そういったダンスが披露される場所を指す言葉である。
例えるなら、ディスコという言葉が、ダンスミュージックの1ジャンルを指しつつ、
ダンスを愉しむ場所も指す、ようなものだ。

ヌオーバは、最初、どんなスペルなのか解らなかったのだが、調べるに新しいという意味のnueva。
よく有りがちなJapanizeする時に変になっちゃった類のようだ。
Nuevaは、ヌオーバというか、カタカナで書けば、ヌェヴァのはずなんだけど。
でも…店名なのでまいっか!(笑)

店内は、タンゴのレコードがずっと流れている。しかも、かなりレア盤が多いと思われる。
とにかく最高だ。コーヒーも美味い。あとお酒もある。
そして、店内には、アクリル板ケースに入っているのがちょっと残念だけど、
美術工芸品と言っても差し支えない、バンドネオンの楽器本体が飾られている。

昭和レトロな雰囲気の中で、タンゴに耳を傾けながら、バンドネオンを目で楽しみ、
コーヒーを口に含む。贅沢だ。

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